大仙市はこんなところ!

                                                    <p><strong>大仙市はこんなところ!</strong></p>

 

大仙市は秋田県の南東部に位置する市である。2005年春、大曲市と神岡町西仙北町中仙町協和町南外村仙北町、太田町の仙北郡6町1村が合併して大仙市が誕生した。面積は東京23区より広い。

またやった.JPG 県中央部に広がる出羽山地から国内有数の穀倉地帯である横手盆地北部の仙北平野、さらに奥羽山脈真昼山地までの広範囲にわたって位置する。そのために1つの市であるが8つの地域ごとに多種様々な文化や自然を見せる。

そのうち、大曲地区は市の中心部である。大仙市役所本庁が置かれ、国や県の各行政出先機関も大曲地区に集中して存在する。合わせて交通の要衝であり、地域の主要な道路と鉄道が集中する。大仙市は秋田市岩手県山形県とを結ぶ要となっている。

そして毎年8月に雄物川河川敷運動公園にて全国花火競技大会が行われ、全国各地から数十万人の人々が訪れる。

その他の地域には農業地帯と自然が広がる。仙北平野には区画整備された広い穀倉地帯、市の東部には和賀山塊南端の原生自然、市の西部には出羽山地のなだらかな丘陵と森がそれぞれ広がる。

 

大仙市は東を奥羽山脈、西を県中央部に広がる出羽山地、南を雄物川と横手川に挟まれた角間川町、北を大石岳山頂から少し南下した付近を境界とする。市西部の出羽山地の山々と市東部の奥羽山脈横手盆地北部の仙北平野を囲んでいる。

 

市の南部から北西部へと一級河川雄物川が流れる。また、雄物川の支流で一級河川の玉川は、市の北部から中央部まで流れ、神宮寺地区の神宮寺岳付近で合流する。

市中央部および東部の平野では真昼山地を水源とする斉内川や川口川、丸子川などの河川が流れ、斉内川は長野地区で玉川へ、川口川は堀見内地区で丸子川に合流した後、雄物川へそれぞれ合流する。

市南部の角間川地区では、横手市から流れる横手川が雄物川と合流し、楢岡川は南外地区を流れ、同地区南楢岡付近で雄物川と合流する。

市北西部の丘陵地帯では、心像川や土買川などが土川地区を流れ、刈和野地区で雄物川と合流。荒川は協和上淀川地区で淀川に合流し、秋田市雄和との境界で雄物川と合流する。

岩手県との境界には薬師岳や白岩岳などの標高が高い山々が連なり、また、真木渓谷などの渓谷が形成されている。この周辺は真昼山地・和賀山塊の一部であり、同時に真木真昼県立自然公園に指定されている。これに対して、市西部は出羽山地のなだらかな丘陵が広がっている。

大仙市中心部の大曲・神岡・南外地域にまたがり、大平山(姫神山)がある。

 

東北地方の夏と冬に吹く季節風は、市の東部に位置する奥羽山脈の山々にぶつかる。これにより太平洋側気候と日本海側気候が分けられる。そのうち大仙市の気候区分は日本海側気候に分類される。

夏は太平洋側からの季節風は遮られ、晴れの日が多い。また、やませ(東風)も奥羽山脈によるフェーン現象により高温化し、日照時間は長く気温は上昇する。そのためか、特に平野部(仙北平野)では真夏日や熱帯夜になる日がある。

冬は日本海側から吹く湿った冷たい風が、秋田平野を越え出羽山地の山々にぶつかりながら横手盆地を経て奥羽山脈に至る。そのためか、降雪量は多く気温が低い。また日照時間も少ない。冬場は湿潤な気候であるが、大雪が降る場合は乾いた雪が降り積もる。

市内全域が豪雪地帯であり、特に旧協和町地域は特別豪雪地帯に指定されている。

また、春や秋は晴れる日が多いが気温は低く、寒く感じられる日もある。

 

大仙市は、古くから県南部の交通の要衝である。

近代に入り鉄道が整備されると、奥羽本線と生保内線(現:田沢湖線)が開通し、最近では秋田自動車道や大曲西道路が開通した。さらに秋田と盛岡・仙台・東京を結ぶ秋田新幹線「こまち」が開業し、現在も県南部の広域交通の結節点となっている。

大曲駅は大仙市の代表駅である。当駅から西は秋田へ、東は角館・田沢湖を経て盛岡へ、南は横手・新庄を経て山形へ通じている。
奥羽本線は国道13号と並走するように南北に縦断する。また、盛岡とを結ぶ田沢湖線大曲駅を起点として国道105号と並走し北上する。秋田新幹線「こまち」は大曲駅スイッチバックを行う。 大仙市はこんなところ!

市役所の位置

北緯39度27分、東経140度29分、標高25m

 面積

866.67km²

 人口

86,041人(2012年末推計)