【『アナフィラキシーショック』と『色素性乾皮症』】*極微量反応でも高致死率

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女優・福本幸子(30)2012年12月、アナフィラキシーショックのため救急搬送

(デイリースポーツ 2012年12月18日)

2012年11月24日にもアナフィラキーショックに襲われ、病院に運ばれている。

「三週間で二度目のアナフィラキシーショック

EPIPEN持ってるのにまさかの不携帯で、また病院に運ばれる始末」

「全身の痒み、浮腫、嘔吐、下痢、呼吸困難、難聴、血圧低下、意識障害

信じられないくらい一瞬にして一気に色んな症状が出るんだよね」

と発症時の症状を説明。

「冗談抜きで、もう殺してください!って思うくらい苦しくて」と明かしている。

~参考~

アナフィラキシーショックとは

アレルギーの一種で、死に至ることもある危険な状態。

血管が拡張し、血しょう成分が漏れることから始まり、

呼吸困難、むくみやじんましんなどの症状が一気に現れる。

原因物質と接触すると、速い場合には1分以内、通常でも10分以内で症状が起こる。

進行が速く、発症後2時間以内に亡くなることもあるという。

 

 

 

〔給食後に女子児童死亡、小学校で終業式〕

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20121222-00000027-jnn-soci

乳製品にアレルギーがある女子児童が給食を

食べた直後に死亡した東京・調布市の小学校で

終業式が行われました。

警視庁や学校は女子児童が死亡した原因を調べています。

20日、調布市の富士見台小学校で、

チーズやバターなどの乳製品にアレルギーがある

5年生の女子児童(11)が、給食を食べた直後に死亡しました。

女子児童はチーズ入りのチヂミを食べたとみられ、

行政解剖の結果、

死因はアレルギーによる「アナフィラキシーショック」の

可能性が高いということです。

22日、女子児童が通っていた小学校では終業式が行われ、

児童らが保護者に付き添われ登校しました。

「校長先生からのおわびと臨時の保護者会があるようです」(保護者)

学校によりますと、女子児童にはチーズが

入っていないチヂミが、直接、調理師から手渡されていましたが、

女子児童がおかわりをした際にチーズが

入ったチヂミを食べたという情報もあり、

警視庁は死亡したいきさつについて調べています。

 

***

 

現在、捜査中とのことで

アレルギーによる「アナフィラキシーショック」の死因の有無は

確定していませんが、この事故の件は別論として

 

>「アナフィラキシーショック

 

【71歳男性、ハチに頭刺され死亡(新潟)】

~〔アレルギー疾患と自己免疫疾患〕

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1395178288

でも触れたが事がありますが、

 

更には、

 

「紫外線」&「自然放射線」といえども、
【紫外線&自然放射線ですら皮膚癌を容易に誘発する
『色素性乾皮症』にヒントが】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1493228269
といって、日本では出生15,000に一人、稀な病が存在し
この『色素性乾皮症(XP)』の患者の場合、
「このDNA損傷部位を修復する機能が
遺伝的に低下しているため、DNAレベルの損傷が固定化され、
異常細胞、すなわち、がん細胞の増殖に繋がり、
皮膚がんが発生すると考えられている。」

世の中には、一般人には知られていない遺伝子疾患が

数多く存在します。

【 “難病”への医療費助成の対象拡大を訴える 】

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1497711694

「原因不明の難病は現在、5000から7000疾患あるといわれています。」

 

また、発病に至らなくても、この種の遺伝的素因を有した

関係者も含めると、程度差はあれ、日本人の多くが

その素因を有しているともいえます。

 

>程度差はあれ

 

この事は(特に核種別の毒性的側面が軽視されがちな)

放射線被曝においても十分当てはまるような

気が致します。

 

(年齢条件も加味した)「個体免疫差」とも言われる方も

おられるかもしれませんが、むしろこの「遺伝的素因」

の程度によって被曝感受性も著しく異なってくるような

気が致します。

 

特に前述した

アナフィラキシーショック』と『色素性乾皮症』のケースは

極微量の影響で致死に至るケースも少なくありません。

 

被曝における「しきい値」を提示するICRP等は

この点を見落としていると思うのです。

個々人が、どの程度の「遺伝的素因」を有しているかは

精密なDNA検査をしない限り判明しませんし、

現在でも解明されていない領域が非常に大きいです。

(⇒特に劣性遺伝)

 

ましてや今回の原発事故で放出された核分裂生成物も

 

福島原発事故により環境に放出された放射性同位体(核種)31種類 】

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1280565232

典型核種だけでも、非常に多種にわたり、膨大な量が

放出されました。個々の核種がいかなる人体の影響を

及ぼすかはリンク先をみて頂くとして、

これらの個々の核種が、どの程度の積算量で健康被害

及ぼすかは今日の最先端の医学をもってしても、

不明な点が多いわけです。更には、複合核種による相乗作用

も加味すると想定外の疫学的事象も当然考えられます。

「生物濃縮」も無視できないですし、前述の「遺伝的素因」の

強い方の場合、極微量といえども、致死に至る健康被害

及ぼす可能性が存する事は前述した通り。

 

【被曝疾患に関しては医者も薬も全く対処法なし

~汚染地区居住は自殺行為】

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1193218491

と被ばく臨床経験豊富な肥田舜太郎先生でさえも、

あきらめの境地でおられるのもある意味当然かと。

 

CRP等の「しきい値」というのが、あまりにも杓子定規的な

空理空論であるかは、以上だけでも予想がつくかと。

 

【「低放射線被ばくで深刻な健康被害」~仏米科学者が学術誌に発表】

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1197970526

と最近の学術論文で

米サウス・キャロライナ大学のティモシー・ムソ―教授(生物科学)等が

「11月8日、過去40年間に出版された5千以上の関連論文を分析した結果、
放射線被ばくに関しては「安全レベル」に該当する「しきい値」は存在せず、
放射線による被ばくであっても、
免疫機能、生理機能、染色体における突然変異、疾病の発生率等
において統計上有意な確度で有害な影響が引き起こされる」
と指摘し、「しきい値」を否定したのは、常識的に考えても

必然的結果なのです。

放射線の「しきい値」を主張する専門家等は、それほど

クレージーだと言う事です。

 

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セシウム核種1つだけでも、

 

中山憲医師(コロンビア大学):

「私たちは、新しい基準でも緩すぎると思っている。
循環する食品の50%が汚染されているからである。」
(⇒程度差はあれ、国内流通食品の50%が汚染)

「1日10Bq/kg食品を食べ続けたら
600日で1,400ベクレルが体内に残留。
1,400ベクレル体内に残留すると
半数の人が心電図に異常が出る」
と指摘しています。
http://portirland.blogspot.jp/2012/05/201254.html#

 

セシウムの心臓へのリスクを警告】(バンダジェフスキー博士)

http://peacephilosophy.blogspot.jp/2012/03/blog-post.html

「僅か20-30Bq/kgでも心拍異常が出てきて いる。
それが突然死の原因になりうる。」

 

単種の微量慢性被曝で致死的事象が指摘されているのに、

他核種の影響や、他核種との複合作用を加味すると

どういう恐ろしい事態が生じるかは一目瞭然。

特に、呼吸による「吸入摂取」リスクの高い

高汚染地区においては、残留放射線の影響

が長期に渡り著しく、終局的には自殺行為

といっても過言ではないかと。

 

PS

 

(回復には血清を要する)マムシの毒性と

核分裂生成物の毒性と、どちらが深刻ですか

と問われれば、

複数核種の(未解明の領域も多く、血清の類も存在しない)

核分裂生成物の毒性の方が著しく深刻とも言える訳で。

特に、我々は水俣病等で有機水銀等、「重金属」の

毒性の恐ろしさを十二分に学んだはずです。