西村真悟氏、当選の御礼。

                                                    <p>危機対処の為の戦後からの脱却と自衛官の宣誓</p>

No.801 平成24年12月17日(月)

 

この度の衆議院総選挙において、ご支援をいただいたことに、 心より、お礼申し上げます。
ありがとうございます。
おかげさまで、長年ともに行動してきた八尾の三宅博さんをはじめ、お国の為に働ける多くの同志が当選できました。
ありがとうございます。

私は、六度目の当選をさせていただきました。

そこで振り返って、正直言って、この度の当選ほど身の引き締まる思いをしたことはありません。

その理由を次にお伝えして、開票翌日のご挨拶と致します。

政治つまり国家の運営は、一眼で脚下の現実を見つめ、同時に他の一眼で世界の大勢を見つめていなければならない。

しかるに、この度の総選挙も、各党の論争そしてマスコミの報道姿勢は内向きの目だけで為されていた。
これをダチョウの平和という。
大きな胴体をもち小さな頭をもつダチョウは、危険が迫れば、穴の中に小さな頭だけを入れれば、大きな胴体が危機に曝されていても安心する、と、言われている。

この度の各党首脳と候補者の選挙論争とマスコミ報道を聞いていて、このダチョウの平和を思い出したのだ。

しかし、これが戦後体制下の最後の選挙となる。

何故なら、大きな胴体が既に攻撃を受けており、もうすぐ、新たな攻撃をうけるからだ。
既に受けている攻撃(密かな拉致)は、見て見ぬふりができた。
だが、これからはそうはいかない。

だが嬉しいことに、選挙結果を見れば、国民は既に外を見ており、戦後体制の穴に首を入れたままなのは政治家だけだったということが分かる。
国民は外を見つめ始めている。
この国民の視線の内から外への転換が、来年の我が国に明るさをもたらす要因だ。
即ち、この度の総選挙の真の争点は、我が国を取り巻くまことに厳しい国際情勢だったのだ。
よって私は、この度の選挙において、近畿各地そして東京大田区において、果たして野田内閣は有効なミサイル防衛体制を実施したのか、断じてそうではない、断固として尖閣を護ろう、断固として北朝鮮に拉致された同胞を救出しよう、と訴え続けた。
十五日の午後八時の最終時間前、大阪難波戎橋と千日前筋の交差点で、雨の中、道行く人々に、力を合わせて北朝鮮に拉致された同胞を救出しよう、力を合わせて尖閣を守り抜こう、と訴えたところ、頑張ってという激励の声をかけてくれる人々が増え、若い人が立ち止まり始めた。
その時、戦後からの脱却の確かな手応えを感じた。
さらにその時の私には、長い政治活動のなかで、始めて真の意味の「同志」をリーダーとして戦えている充実感があった。
日本維新の会の党首は、平成九年にともに荒波を越えて尖閣諸島を視察し、我が国を手枷足枷で縛っている「憲法」を廃棄することが戦後からの脱却だという覚悟を表明した石原慎太郎さんだ。加えて、日本維新の会の国会議員団長は、拉致被害者救出議員連盟会長で同議連の幹事長として長年仕えた平沼赳夫さんだ。
士は己を知る者の為に死す、という。
己を知る「同志」を戴くことほど幸せなことはない。
選挙運動の雨の最終日の最終時間、私の顔を濡らしたのは、雨だけではない。
最後に、諸兄姉に言う。
私の、断固として尖閣を護る、断固として拉致被害者を救出する、という訴えは、あらゆる犠牲を払ってでも国家としてそれを為すということである。
それは即ち、兵士・ソルジャーである日本国民に血を流して身を犠牲にしてでもそれを完遂せよという命令を発する政治を構築するということだ。
何故なら、これを為すことができず、領土と国民を奪われるに任せる国家と一億国民に未来はないからだ。
現在、自衛官(兵士・ソルジャー)は、十代後半から将官まで、次の宣誓をしてその職務に就いている。
「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努め、もって国民の負託にこたえることを誓います」
自衛官が「危険を顧みず」と宣誓することは、「死を恐れない」ということだ。
しからば、国家体制上、最終的にそれを自衛隊に命じる立場に立とうとする政治家は、死を恐れず祖国のために尽くす、と、天地神明に誓うべきではないか。
自衛官の宣誓が任官の要件ならば、総選挙への立候補届の要件も、死を恐れず祖国のために尽くすという宣誓であるべきだ。
これほど、現在の我が国を取り巻く情勢は厳しい。
その厳しさは、漫然と過ごせば必然的に列強の植民地になる情勢下にあった幕末より厳しい。
浦賀に投錨した黒船の搭載していたアームストロング砲は、江戸城に届いて江戸市中を火の海にできるが、幕府の大砲は黒船に届かない。この戦力の格差に幕末の志士が愕然として非常な危機感をもったのが明治維新の始まりだ。
現在の危機はそれどころではない。
現在は、江戸湾どころか、千キロ彼方から撃ったヒロシマナガサキ規模の破壊力があるミサイルが数分で首都に届くのだ。
しかも、我が国にはその着弾を阻止する体制がない。
この恐るべき危機。
ご丁寧に、北朝鮮のミサイルが選挙中にそれを見せ付けてくれたし、それと連動して中国軍の飛行機が我が領空を侵犯してくれた。
この意味を直感で関知できない政治を断じて続けてはならない。
国民がその方向に動き始めている。
これがこの度の選挙結果に顕れてきた。閣僚の落選で示されている。
従って、ここを出発点として、一挙に(残された時間は短い!)、
戦後体制からの脱却、憲法の呪縛からの脱出、に向けて国民とともに進軍するのが、石原慎太郎率いる日本維新の会の歴史的使命である。

西村真悟事務所
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