一瞬、本気にした迷惑メール

                                                    <p>先日、「母」という送信名でこんなメールが来ました。</p><br><br>

風はひいてない?


ご飯ちゃんと食べてる?


あなたちゃんとお嫁さんは見つかったの?


パート先の杉原さんの、娘さんのまどかちゃんどうかな?


写真載せとくから見てみなさいね。


たまには実家にも帰って来なさいよ



まあ、こんな内容だったと思います。

意外とありがちな内容ですよね?


ウチの母は放任主義なのでこんなメールはしませんが(笑)

オレオレ詐欺とかもそうですけど



「突然でもありえそうな事だと人は信じる」



人によっては信じてしまい、まどかちゃんの事を本気にしてしまうかもしれません。

ちなみに何処かにクリックという表示もあったかと思います。


まどかちゃんの写真を見るためにそこをクリックすると、どうなるのかは分かりませんが、イイ結果はないかと思います。


人に信じさせるには自分と相手の共通点を言う事です。

今回の例で言えば、母親とお嫁さんの2つのキーワードがそれに当たります。


特殊な例を除いて母親はいますし、独身男性はお嫁さんの事はしつこく聞かれます。

ボクだって知り合いのおじいちゃん、おばあちゃんには口が酸っぱくなるくらい言われています。(笑)


こんなボクだからこの迷惑メールを一瞬、本気にしたわけです。

仮に、家庭の事情で母親がいない人や既婚男性、女性の場合はこのメールは有り触れた迷惑メールで終わってしまいます。



このメールを考えた人のターゲットは独身男性であるということは考えるまでもありません。

そうしないと、この文章は思いつきませんから。


人間関係も一緒で、まずはターゲット(仲良くなりたい相手)を決めて、それを属性にしてみます。

今回の例では「独身男性」というのが属性に当たります。そして、雑誌とか本とかを読んで独身男性について調べてみる。


そこから、最初の一歩を踏み出せば、次に相手の興味、話題、個人的な話と深く深く相手を知る事が出来るようになる。



それが人間関係のキモです。



ちなみにコレを読んで親に電話しましたよ。

こう考えるととても親切な迷惑メールでした(笑)